ケムコ三部作と言えばレトロゲームフリークを自称する方なら恐らくご存知かと思いますが、洋物アドベンチャーゲームのディジャブ・シャドウゲイト・悪魔の招待状の日本向けローカライズ版の事です。当エントリーで紹介する悪魔の招待状はその第三弾にあたる妙なノリのホラー死にゲーとでも言えばいいでしょうか。
ちなみに原題はUninvited(招かれざる客とかたぶんそんな感じ)なんですが…招待されてないどころかむしろお呼びでないのではというツッコミはあえてしない事にしますね?
ファミコン版:クリア済
基本的に死にゲー
新しいアイテムを拾ったらまずはセルフ(自分自身)に使ってみるのがこのシリーズのお約束と言われています。特に凶器になりそうなアイテムや毒みたいなものならほぼ確実にゲームオーバーになります。昔のコマンド入力式のアドベンチャーゲームなんかだと「ソレハデキマセン」とか「ソンナコトヲシタラシンデシマイマス」とか言われるだけでしょうけど、この悪魔の招待状ではもれなくゴートゥーヘルです。
コンティニューでそのすぐ前の場面から再開出来るので臆する事なくジャンジャン思いつくままに色々試してみるのがこのゲームの正しい楽しみ方と言っても過言ではないでしょう。むしろそれが楽しくなってきてからがこのゲームのスタート地点と言えるのかもしれません。
序盤から容赦無い難易度
一般的なゲームだとある程度ストーリーが進行するまではまずそのゲームの操作に慣れてもらう為のチュートリアル的な意味で難易度は易しくなっているものですが、このゲームではしょっぱなのシーンから普通にゲームオーバーになります。
そこで「いや、なってないよ?」という方がいたら危機回避能力が異様に高いか単に慎重さが足りなさすぎなんじゃないかと思います、たぶん。そういえばガソリンが漏れてる的な事を言われたような気もするので単に私がどんくさいだけなのかもしれませんけど、普通ダッシュボードに何か入ってたりしないか調べたりしますよねぇ?
グラフィックとテキストのミスマッチ感がヤバい
少年の台詞だけ見ていると本当に緊張感の欠片も無いので常に死と隣り合わせと事を忘れがちですが、ゲームオーバー時の描写など変なとこだけ妙にリアルで怖いです。
ゲームオーバー画面に出てくるドクロも初めて見た時はうわぁ…とドン引きするくらいのヤバさですが、そんな時に「なーんちゃって」ですからね?このゲームのローカライズを担当した人はマジである意味スゴイと言わざるをえません。