ニンテンドー64では唯一のサウンドノベルがこの夜光虫II 殺人航路ですが、とりあえず「かまいたちの夜」をはじめとしたサウンドノベルが好きな方ならプレイしてみてもいいんじゃないかと思います。
前作の夜光虫とはストーリー的な繋がりは無いので未プレイの方もノープロブレムです。
尚、サウンドノベルはスパイク・チュンソフトの登録商標ですが、一般的にその呼称が浸透しちゃってると思うので当サイトでもこの手のゲームはサウンドノベルとしていますがそれでいい事にしてください。
全ルートクリア済み
さすがにバッドエンドは全部見てませんけど
夜光虫II 殺人航路のウリ的なポイント
ウリというほどでもないですが特徴と言うかたぶんそんな感じ。
夜光虫II 殺人航路の残念なポイント
どちらかと言うとこっちの方が多かったりします。
全体的にボリューム不足
ぶっちゃけボリュームに関しては夜光虫GBの方があったんじゃないかというレベル。基本的にルート分岐はストーリーの序盤で発生しますが、メインルート以外はどれも短いので本当にすぐ終わってしまいます。この長さならもっと数を増やすかメインに近いくらいのボリュームはあってもよかったんじゃないのと。
フラグだけ序盤で実際に分岐するのは終盤の方とかよりまだマシと言えますが、なんかそんなゲームもあったような気が…
全バッドエンドまで見ようと思うと結構なボリュームになるかもしれませんが、エンディング一覧的な機能が無いので攻略サイトを見たりして調べない限りはあとどれだけルートが残ってるのか、見ていないエンディングがいくつあるのかなどわからないのが難点と言えるでしょうか。
まぁこれはこのゲームに限った話でも無いんですが。
UIが不親切
リリース当時の基準で考えても最初からかセーブしたところからしか始められない事や、フローチャートも既読スキップ or 早送りも無しというのはさすがに不親切ではないかと。特に周回プレイを前提としているこの手のゲームではかなり重要なポイントだと思うんですが、スーファミの夜光虫でそういった反省点が出てこなかったんだろうかというくらいそのまんまなのはいただけません。
てか同時発売の夜光虫GBには達成率の表示があるのにこちらには無いってのはどういう事なのかと小一時間問い詰めたい。あれがあるだけでもかなり変わったと思うんですけどね?
ボリュームの少なさがバレちゃうのであえて入れなかったんじゃないかというのは勘繰りすぎでしょうか…
とりあえずグッドエンディングを目指そう
ルート分岐の出現条件がグッドエンディングを見る事なので、まずはそれを目標にとにかく1度クリアしない事には始まりません。スタッフロールが流れず左下に完と表示された場合は残念ながらバッドエンドです。中盤から終盤にかけてかなりバッドエンド率が高くなっているのでセーブを駆使して切り抜けましょう。


2周目以降は選んだ事の無い選択肢があればそれを選ぶのがお約束だと思うので、新たに分岐が発生したルートに進むのはさほど難しくは無いと思いますが、問題は新ルートをいくつかクリアした時にまだ見ていないルートが残っているのか無いのかわからないので、それ以上周回する意欲が失せてしまうのがちょっとアレかなと。
選択肢から展開が読めるようになる
グッドエンドでもバッドエンドでも次はまた最初からかセーブしたところからになるので、いかにも分岐しそうなところやこれ選んだらたぶん死にそうと思ったところでマメにセーブしながら進めるのがコツですが、何回かやってる内に選択肢から先の展開がなんとなく読めるようになってきます。
とは言ってもダメな時はどれを選んでもダメですが、いかにも何か念の為にやっといた方がよさげな選択肢がある場合はとりあえずそれを選んでおくとバッドエンド率は下がるように思います。
細かい疑問も色々と
所々に伏線というかたぶんあれはそういう事なんだろうなと思えるような描写はあるんですが、それでも色々と腑に落ちないところがいくつか…バッドエンドも全て見ない事にはまだ何か入手していない情報があるんでしょうかね?
個人的にはわりと好きなシリーズ
あえてストーリの粗を探したりしなければ前作の夜光虫(特にGB)ほどのムチャぶりはなくなりましたが、それほど嫌いじゃないと言うかむしろわりと好きなシリーズではあります。私の場合あまり怖すぎるのも苦手なのでこのくらいがちょうどいいかな?という感じでしょうか。