30周年を迎えた探偵 神宮寺三郎シリーズの第一作目がこの新宿中央公園殺人事件で、1987年にファミリーコンピュータ ディスクシステムで発売されました。リアルタイムでシリーズを通して全てプレイしている者としては非常に感慨深いものがあります。
30周年も続いた人気シリーズも第一作目はこんな迷作だったんだよなぁ…みたいな。
ファミコン ディスクシステム版:クリア済
ニンテンドーDS版 いにしえの記憶:クリア済
一般的なコマンド選択式ADV+一部RPG風フィールド
ゲームをスタートすると何の前振りも無しにドラクエもどきのフィールドマップに放り出された状態で捜査は始まります。何をすればいいのか情報は一切無し、昔のゲームって本当にユーザーに不親切だったとつくづく思います。いやまぁ説明書にはちゃんと書いてあるんですけどね?
最近のゲームでは必ずと言っていいほどオープニングで現在の状況に至るまでのいきさつが語られたりするもんですが、当時のゲームではこのような事は日常茶飯事だったので説明書を読まずにいきなりゲームを始めるとわけがわからない状態に陥る事が稀によくありました。
熊野刑事、出かけよう!コーヒーは後回しだ!!
とか言ってカッコつけて出てきた割にはこの有様ですが…ハードボイルドどこいった。
美人助手の洋子さん的には黒歴史
洋子さんは作品毎に別人かと思うくらい容姿が変わる事で有名ですがさすがにコレはドイヒー、ヒドすぎます。という事で洋子さんの劇的ビフォーアフター。
1枚目の画像がファミコン版 新宿中央公園殺人事件の洋子さんです。大事な事なのでもう一度言いますがこの死んだ魚のような目をした邪神モッコスもどきが洋子さんです…嘘だといってよ、バーニィ。
邪神モッコスでググらないで下さい。トラウマになります、たぶん。
そして2枚目の画像がニンテンドーDS版 新宿中央公園殺人事件の洋子さんです。やはり洋子さんはこうでなくては…ちょっと陰がある感じもするかな?だが、それがいい。華やか担当はバーの美人姉妹に任せるという事で。何れにしても新宿中央公園殺人事件以降の洋子さんは基本的に美人(横浜港連続殺人事件では少しマシに)なので安心していただきたい。
こう見えて難易度は結構高い
難易度と言っても決して推理が難しいというわけでは…いや、実際難しいと言えばある意味難しいんですけど。昔のアドベンチャーではよくある事ですが推理そのものよりもフラグ立てが難しいという感じです。
このゲームはセーブする毎に日数が加算されるシステムで、ゲーム内の日数で15日を経過するとゲームオーバーになるという制約があり、その日数というのが重要で一定の期間にしか得られない証言があったり、あのムダに広いだけだと思っていた新宿中央公園のフィールドマップにもちゃんとそれなりに意味があるんですよね。
今からプレイするなら?
ある意味で貴重とも言えるファミコン版がプレイしたい方はプレイステーション版の探偵神宮寺三郎 アーリーコレクションでプレイ可能です。また、リメイクされた携帯アプリ版がニンテンドーDS版 探偵 神宮寺三郎DS いにしえの記憶に収録されています。