時空探偵DD 幻のローレライ | 前評判だけはムダに高かったインタラクティブゲー黎明期の怪作

[PS] 時空探偵DD 幻のローレライ タイトル画面

プレイステーションとセガサターンに加えてPC版(Windows95用)の同時発売までやってのけた事からも相当力を入れていたのだろうと思われますが、当時このゲームを定価で買った人がいたとしたらその精神的ダメージは計り知れないものだったのではないでしょうか。

システムサコムの名前があった事でつい気を許してしまったオールドPCゲーマーを奈落の底に叩き落とした罪なゲームとも言えます。て言うかパッケージのチャイナ霧姫はどこ…

時空探偵DD 幻のローレライとは

時空探偵DDとは、時空犯罪を専門に扱う時空探偵が主人公のアドベンチャーゲームである。発売はアスキー、開発はシステムサコム。

ニコニコ大百科「時空探偵DD」より引用

オープニングだけでディスク1枚、だがその意気や良し

[PS] 時空探偵DD 幻のローレライ タイトル画面

長かったオープニングムービーが終わり、やっと操作出来るようになったかと思えばいきなりコレでしたよ?いつものように自家製コーヒー牛乳でも飲みながら見てたら盛大に吹くところでした。この時点でもう1枚のディスクにどれほどの内容が詰まっているのかは何となく想像がつきましたが、もちろん予想を全く裏切らないボリュームだった事は言うまでも無いでしょう。

一時期流行ったインタラクティブ・ムービー

当時のハード(プレステとサターンの事ね)の限界にチャレンジしようとしてたとは思うんですよ、その意気込みだけは評価したいと思います。ただ何て言うか…確かにその頃はインタラクティブムービーとか流行り出してたような感じがしなくも無いですが、はっきり言ってあの出来のポリゴンキャラで無理矢理ムービー作るくらいならアニメで良かったんじゃね?っていう…

とか思ってたらやっぱり二作目の「叛逆のアプサラル」ではしっかりそうなってました。一作目がヒドすぎただけという話もありますが、二作目はそれなりに面白かったように思います。

一応この作品のキレイどころを揃えてみましたが、どこからどう見てもチープなホラー作品にしか見えない微妙な感じは否めません。

舞台は西暦2238年…から1939年にタイムライド

とは言ってもほとんどの場面が飛行船の中なのでその辺りはイマイチよくわかりません。飛行船というのがそれっぽい雰囲気を醸し出していると言えなくもないですが、何にしても移動可能な範囲が狭すぎです。

ゲームの途中で撮影したせいかBデッキの部屋名が全然埋まっていませんがこれで全部ですからね?マップを覚えるのが苦手な人でもさすがに迷う人はいないんじゃないかというレベル。

推理のかけらも必要の無い探偵モノ

探偵=推理と決めつけてかかる方が悪いのかもしれませんが、本当に推理する部分が皆無と言って良いです。昔のアドベンチャー系ゲームはどうしてもフラグ管理ゲーになりがちでしたが、この時空探偵DDも例に漏れず詰まった時は総当りで何とかなります。

ただ、その度に何度も同じセリフを聞かされる上にスキップは出来ないという不親切な設計ゆえストレスがマッハです。それでもわずか数時間で終わっちゃいますけどね…動きがもっさりしてなかったらもっと早く終わるんじゃね?などと死者に鞭打つような事はあえて言わないでおきましょうか。

そう言えば一箇所だけゲームオーバーになる場所があるんですが、もしマジメにプレイしていてその画面を見た人がいたらある意味相当レアな方ではないかと。その…アクションとかシューティングとか絶対向いてないと思いますよ?

作品は極めて残念だが声優陣は豪華

いかにもな感じのダメゲーによくあるパターンですが、とりあえず私でも知っていた声優さんとパッと思いついたキャラクターを挙げてみたいと思います。

森川智之

私としては真っ先に浮かんだのがWOWOWでやってたDMC(デビルメイクライです、デトロイトメタルシティじゃないので注意)のダンテです。

横山智佐

最も有名な所ではサクラ大戦の真宮寺さくらだと思いますが、このゲームの霧姫・アイスマンのキャラ的にはまんまクロス探偵物語の西山友子っぽい感じがします。と言うか霧姫が15歳って設定はちょっと厳しいんじゃないかと、あんなヒネた15歳いないってばよ…

林原めぐみ

このゲームでは比較的チョイ役ですが、エヴァの綾波にスレイヤーズのリナ=インバース、あと忘れちゃいけないガンダム0080ポケ戦のクリス役の方です。

丹下桜

こちらもこのゲームではチョイ役っぽい感じですが、ゲーマー的にはDOAのかすみ役が有名でしょうか。それ以外にも色々とやってたような気はしますけど。

大塚芳忠

誰が何と言おうとヤザンです、オールドタイプ最強のヤザンです、あとスラムダンクの仙道役の方。つうかストーリ的に声でもうバレバレだったんですがいいんだろうかアレは…

風景のグラフィックだけは褒めたい、超褒めたい

逆に言えばそのくらいしか褒める所が無いって事なんですが、それでも本当に風景のグラフィクだけはズバ抜けて良かったと思います。どうしてその技術力を人物の描写に活かせなかったのかと小一時間問い詰めたいくらいです。誰とは言いませんけど特に霧姫ェ…

DDはDracula Detectiveの略

もっともこの取ってつけたような設定は無くても良かったと思うんですけどね…あまり、と言うか全く必然性を感じなかったし他にピンチを切り抜ける方法はいくらでもあったんじゃないかと。単に設定を活かしきれなかっただけなのかもしれませんが、それを言い出すとこのゲーム全てにおいてそんな感じですわね。

近未来モノとは言えリアルっぽいイメージなのに吸血鬼の特殊遺伝子を持つ探偵に、実はそれよりもっとスゴイ能力者がいてみたり…このトンでも展開なオチはレイトン教授に通じるモノがありますが、とりあえずそれは実際にプレイしてのお楽しみという事で。

今からプレイするなら?

ちなみにこのゲームに関しては決して、断じてオススメするわけではありませんので、ちょっとした話のネタに安く手に入ったらプレイしてみてもいいんじゃない?という程度の認識でお願いしますが、いちおうPS版とSS版の違いを簡単にあげてみます。

プレイステーション版

本編クリア後、タイトル画面にオマケモードが出現して未使用のボイスデータを聴く事が出来るようになります。

セガサターン版

この時期のゲームには時々仕込んであった要素ですが、ディスクをPCで開くとオマケ画像が入ったフォルダがあります。

PS版とSS版どちらでも好みで選んでいただいて問題無いでしょう。問題があるとすればこのゲームの存在そのものがある意味一番の問題では無いかと。

時空探偵DD 幻のローレライ 商品情報

時空探偵DD 幻のローレライ | Jikuu Tantei DD – Maboroshi no Lorelei | インタラクティブ・ムービー | 3Dアドベンチャー | プレイステーション | セガサターン | Windows 95

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