ダンジョンで入手した素材で食事をするという今までに全く無かったわけではない要素ですが、それをメインに持ってきたという意味では初めてのような気がするRPGと言えるでしょうか。
ですが、やはり日本一が作ると一筋縄ではいかないというかどうしてもアレな方向に行ってしまうようで、ぶっちゃけ誰にでも手放しでお薦め出来る内容ではない感じですよ?
難易度イージーで幻層100階までクリア済
さすがにイージーは簡単過ぎました…
まずは体験版をプレイしてみよう
向き不向きが本当にはっきりと分かれるゲームなので、まずは公式の動画を見てビビっと来た方はとりあえず体験版をプレイしてみる事を激しくお薦めします。
てかこれあんましSRPGって感じでは無いような気もするんですよね…確かにエンカウントするとそれっぽくはなりますけど。
基本的にルーチンワーク
ゲームは主に探索パートと休憩パートを交互に行いながら進めていきます。休憩パートは次の階層へ移動するタイミングで任意に選択可能で、今は不要だと思えばスキップしてもOKです。


探索パートでする事
徘徊するモンスターとの戦闘とその死体や点在する採集ポイントから素材を入手するのが目的です。戦闘はシンボルエンカウント方式なので無理に行う必要はありませんが、避けてばかりいるとレベルが上がらないしモンスターからの素材も入手出来ないので適度に行う必要があります。
休憩パートでする事
朝8時または夜18時まで休養を取ったり、入手した素材を使用してクラフトや食事などを行います。ついでに不要な素材と装備も整理しておかないとすぐに荷物がパンパンになります。
クラフトや加工は探索中でも可能ですが、食事は休憩中にしか行えません。素材が揃っていない場合はしばらくキープしておいてもいいですが、冷凍させる手段が無い内はすぐに鮮度が落ちて最悪腐ってしまうので常に気にかけておきましょう。
リーダーが倒れるとそれまで
メンバーが倒されても探索は継続可能ですが、リーダーが倒されると「ざんねん!! わたしの ぼうけんは(ry」となり拠点に戻されます。言うまでもなくパーティーのLvもまた1からになってしまいますが、そこはまぁローグライクゲーですからね?
ただし、全てがリセットされるわけではなく残るものもあります。
難易度イージーでは素材も全て残ります。
なのでとにかく地道な積み重ねが重要なんですね。と言うかここに挙げたものも全てリセット対象だったら正直やってられませんけど。
ひたすら喰う・狩る・潜る
初っ端からオチまでストーリーなんてのはあって無いようなものなので、ひたすら探索と休憩のルーチンワークをストイックにコツコツと楽しめるかが全てと言っても過言では無いでしょう。
とは言え拠点に戻る度に100階層のダンジョンをまた1階からというのはさすがにやってられません。しかしそこはだいじょうぶマイ・フレンド(古)ダンジョンには10階層毎にボスが配置されていてそいつを倒す事でその階層へのショートカットが可能になります、よかったですね!
そんなわけでとりあえずちゃちゃっとイージーで全階層突破してしまってからあらためてじっくりやり込むのもありかなと思いますがどうでしょう。ぶっちゃけその頃には飽きちゃってるような気が無きにしもあらずですけど…
表現規制モードは躊躇無く使うべし
虫が嫌いな方は激しくオン推奨です、割とマジで。
私は最初オフでやってましたがやはりゲームの中であってもあまり気持ちのいいものではなかったのでオンにしたところだいぶやりやすくなりました。
今は無印良品なんかにコオロギが食材のチョコや煎餅があったり、サバイバルな環境ではバッタが栄養的にもイケるみたいな話はよく聞きますが、さすがに串に刺して焼いただけとかスープみたいなのはちょっとどころかかなりいやーんな感じですよねぇ…あといかにもな感じの臓物系とか。
食えば食うほど強くなる


とは言っても序盤はホントに作れるものが少なくて全然楽しくないどころかむしろ気分が悪くなってくるようなものしか作れませんが、調理道具やレシピが揃ってくるとそこそこ食事が楽しくなってきます。そんなレシピでも普通に表現規制の入った素材をしれっと使ってたりしますけどね?
それでも食事の持つ意味やコツがわかってくると結局は草とか虫も食べ続ける事になるわけですが。「いい食材が手に入るようになればもう草と虫は食わなくていいんだ」と、そんなふうに考えていた時期が私にもありました…
色々な意味で少々残念なゲーム
まだ幻層をクリアしたばかりでそれほどやりこんだとは言えない段階での感想ですが、素材は悪くなかったけど味付けというか調理がイマイチだった、そんな感じです。もうちょっと煮詰めていたら結構化けたかもしれないと思うんですけどねぇ…
今のところは一応それなりに楽しめていますが、何かと不満な点もそこそこあるので出来れば今後のパッチで改善されないかしら?と期待を込めてつらつら書いたところで〆にしたいと思います。
ゲテモノ料理が多い
ご飯や粉物にデザートまで作れるようになるとちょっと面白くなってきますがそこまでが厳しいです。草と虫しか食うモン無いがな!みたいな。序盤でうんざりしてやめちゃった方には単なるゲテモノゲーとしての印象しか残らないかも。
まぁタイトルからして「屍喰らい」なのでそこは察してくださいね?という事だと思いますが、そういえばまだ倒したモンスターって1回も食べた事無かったわ…
とにかく色々と面倒くさい
この辺はUIをもうちょっと何とかしてほしいものですが、とにかく何をやるにも色々と面倒くさいと言いますか、同じ手順を何回も繰り返さなければならないみたいなところが目に付きます。
クラフトでも食事でもそうですが、レシピが複数あったり食材が鮮度によって別物扱いになってしまうせいで結果的には同じものが複数作れる場合でもまとめて作成出来ないのが煩わしいです。
食材の違いによっては通常よりランクの高いものが出来る場合もあるので仕方の無いところかもしれませんが。
重量制限が厳しい
さすがに無制限にしろとまでは言いませんがもうちょっとユルくしてくれてもいいんじゃないかなーみたいな。このせいで常に素材と装備の取捨選択に迫られ続ける事になります。せめて装備の強化や修復に使うキットは重量0にしてくれればいいのにと思うんですけどね?してくれませんかね?
キャラクターメイキングのバリエーションが少ない
前情報ではものすごくキャラクターメイキングの自由度が高いような雰囲気はあったものの、いざ作ってみると言うほどイジるところもなくて私はほぼデフォルト状態の♀x4で始めましたが、カットインのポーズなどカスタマイズに凝りたい人はそれなりに遊べるかもしれません。
また、性格によって食事の好みが決定されてしまいますが、これは色々と響いてくる要素なので出来ればもっとちゃんとした説明が欲しかったような。ある程度コツがつかめてきたら百面万化で作り直せという事かもしれませんけど。
ハクスラ要素は少々物足りないような


装備の入手が箱からだけ?なので入手機会が少ないのが難点でしょうか。そして装備毎の種類も少ない上に深い階層でも初期装備に毛の生えたような武器や防具が当たり前のように出てくるので萎えます。
そこで私の場合は拠点に戻されたりしたタイミングで難易度を一旦ナイトメアに切り替えて、しばらくは箱開けマラソンでそこそこ使える装備を集めてから先に進むようにしています。ただ、そうすると今度は有用なスキルのついた装備を揃えるのが難しいわけですが…
スキルはムダに細分化されて種類が多くなってるだけで冷静に考えるとほとんどが要らないか効果が限定的すぎる、またはよほど積み上げないと体感出来ないレベルのものばかりで水増し感が半端ないです。それがランダムでついてくる上にスキルレベルまでランダムという事でそこは察してくださいね?
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